開発合宿に行きました

SonicGardenのスタッフで、二泊三日の開発合宿に行ってきました。
アルコールを一滴もいれない、正真正銘の開発合宿。

ただ、開発合宿と言いつつ、プログラミングを久しくしてなかったので、普段の仕事をやるだけになっちゃうかなぁ、と思ってたんですが、それではイカン!と一念発起して、iPhoneアプリを作ることにしました。

何かRailsアプリを作ろうか、とも思ったけれど、リハビリになってしまうので、二泊三日をリハビリにあてるのは勿体ないと思い、どうせなら新しいものにチャレンジしようと、iPhoneアプリの開発を選びました。

それを思い立ったのが、合宿2日前の土曜日。そこから、XCodeの環境を作り、Amazonの急ぎ配達でCocoaとObjectiveCの本を買い、準備をして開発合宿に参加。

二泊三日を思い切って、iPhoneアプリ開発にあてたことで、よくある学習曲線の最初のカーブを超えられたと思います。

これが、普段の生活の中で、1日1時間とかそんな感じでは、途中で挫折してただろうなぁ。。。

こんな風に、新しいことにチャレンジして、集中して身につけることができるのも合宿で得られる良い効果と言えますね。

しかも、成果発表があるので、良い感じに追いつめられて、勉強もはかどりました。

おかげで、iPhoneアプリの基本形は作れるようになったので、これから一攫千金のゲーム作りにいそしめます。

あと、id:maedanaid:mat_akiによる、ハンズオンgitセミナーが最高だった。gitのこと触らず嫌いだった。git好きになれた。

開発合宿で、プログラマーとしての原点に立ち返ることが出来た気がします。今後もぜひ続けていきたい。

作ったものは、LingriPhoneクライアントです。githubに置いてます。(まだショボショボです)
http://github.com/kuranuki/iphone-lingrclie/

詳しい旅程はid:rx7が書いてくれてます。
http://d.hatena.ne.jp/rx7/20090218/p1

デブサミ2009

今年もデブサミ2009が開催されます。

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■と き:2009年2月12日(木) - 13日
■ところ:目黒雅叙園(目黒区)
http://codezine.jp/devsumi/2009/

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今回のデブサミは、私自身は話す機会は無いかな〜と思っていたんですが、思わず機会を頂きました。

http://www.seshop.com/event/dev/2009/timetable/Default.asp?mode=detail&eid=124&sid=743&tr=01%5F%8AJ%94%AD%83v%83%8D%83Z%83X#743

12日(今日!)です。
【17:40から〜19:10まで】【12-A-7】「使う」と「作る」がつながるシステム開発

パネルディスカッションに参加します。

今回のこのパネルは、去年までデブサミの雰囲気と変えて、私がビジネスの場面でよくおつきあいさせて頂いている方々を巻き込みました。

千貫さん、橘さんは、システム開発/受託開発の最前線にいる方々ですので、私以上に苦悩や思案をお持ちだと思いますので、より生々しく、ただし、現場ならではの前向きな意見が出てくるんじゃないかと思っています。

私の立場と言えば、「ディフェンシブな開発」で書いた通り、SI受託開発の現場から、社内システム部的な立場に移り、そして今、サービス提供事業者になろうとしているところで、ある意味、SI受託開発に見切りをつけてしまっています。立場を変えたからこそ見えてきたものもありますので、その辺りも話ができたら良いかな、と思います。

SIerの受託開発に未来があるのか、その辺りに興味のある方は、17:40からなので、仕事を少し早めに切り上げて、参加してみてください。


他にも、関係多数です。

ブースとして、XPJUGとSUGが出してます。

また、XPJUGやSUGのスタッフが行う講演として以下があります。

□2月12日 13:10 - 14:00
カードゲームでプロマネ疑似体験!(安井力)

□2月12日 15:25 - 16:15
オープンソース社内 SNS SKIP 構築 on AmazonEC2

□2月13日 11:10 - 11:55
アート・オブ・アジャイル デベロップメント 〜テストが駆動するビジネス価値〜(木下史彦)

□2月13日 15:25 - 16:15
アーキテクトって何ですか?〜 普段の仕事と、マイクロソフト認定アーキテクト取得で学んだこと 〜(福井厚)

□2月13日 15:25 - 16:15
パネルディスカッション 帳票開発の肝(小井土亨)

□2月13日 17:40 - 19:10
パネルディスカッション:テストを行うこと、テストを続けること(和田卓人)

2008年のふりかえり

今日で2008年も終わりですね。
今年は、自分にとって色々と大きく動いた変化の年でした。

2008年の動きのきっかけは、2007年末でした。
2007年の最後に、社内でSKIP(当時はまだ名前がなかった)のオープンソース化の承認がおりたのがターニングポイントでした。

1月〜3月

当時の社長によるSKIPのオープンソース化のGOサインが出たとはいえ、元々もっていた2007年度の仕事もあったので、並行して準備を進めていた時期です。オープンソースにするといっても、何をすれば良いのかすらわからない状態から始めたので、色々な方に相談させてもらいました。同時に社内での動きの重さに葛藤を覚えていたのもこの頃でした。

4月〜6月

4月に私の所属するTISとインテックという会社の経営統合が発表され、社長が交代しました。社内では、ようやく情報システム部ができたこともあり、SKIPに注力するように意識が変わってきました。SKIPのオープンソースとしての公開は、6月のRubyKaigiに間に合いました。また、並行して新社長との話を済ませ、今度はSKIPを使った新規事業に着手することにしました。色々と吹っ切れて、スピード感が徐々に出始めてきたのもこの頃です。

7月〜9月

SKIPはオープンソースとして公開できたので、次に、SKIPを使ったビジネスを始めるための準備期間がこの時期です。TISはSIerなので、オープンソースを担いだビジネスは初めてのため、ビジネスモデルの検討から開始です。ここでも色々な方に相談させてもらいながら、事業計画を練っていきました。SonicGardenという名前で、選抜したスタッフと活動を開始したのもこの頃です。9月の社内の社長との会議で、新規事業の承認までこぎつけました。

10月〜12月

事業計画に沿って新規事業の組織としてSonicGardenは社内認知され、予算編成や部門異動などの社内的な動きがありました。SKIPとしては、継続して開発は続けられ、品質チェックを行い、バージョン1.0の公開ができたのが11月です。SonicGardenとしては、営業専門の会社の協力を得て、営業戦略の策定を行い、テレアポしての営業訪問を開始したのもこの時期です。12月には、TISとして事業開始のプレスリリースを行い、正式に事業を開始しました。

所感

SKIPのオープンソースや、SonicGardenの設立、SKIPサービスの起業など、2007年までは頭で考えているだけで、今一歩踏み出せなくて、もやもやしていたのが、少し動き出したことで加速的に実現してきた、というのが2008年でした。

私の2008年を漢字で表すとしたら、「動」なんだと思います。
今まで考えるだけだったことから、動くことができた年であったし、まわりを動かすことができたし、SKIPとSonicGardenの起動した年として記憶に残ると思います。

まずは一歩踏み出した1年だったので、次は、さらに加速して走っていける年にしたい。

SKIPバージョン1.0公開しました。有償サポートも開始しました。

長らく、バージョン0.9のままだった、社内の情報共有ソーシャルウェアのSKIPですが、ようやくバージョン1.0として公開することができました。

SKIPは、Ruby on Railsで作られた、オープンソースのアプリケーションです。
SNS機能を中心に、会社や組織の中にいる人々をつなぐことで、コミュニケーションを活性化し、情報共有を実現していきます。

バージョン1.0での目玉となる改善点は、「技術者でない方でも、手軽に運営ができるようにした」ことです。
日々のメンテナンス作業は、管理画面上から全て実施できるようになりました。
他にも、OpenID対応、ランキング機能など、新しい機能が盛り込まれています。

主な変更点は、以下のリリースノートに書いています。
http://portal.openskip.org/top/releasenote-ver1-0-0/

VMWare Playerで簡単に動かすことの出来るディスクイメージも公開していますし、デモサイトもあるので、色々とお試しください。


また、SKIPのサポート事業も始めることになりました。

TIS、企業内情報共有を実現するソーシャルウェア
「SKIP(スキップ)のサポートサービスを開始−SKIPの正式版であるVersion1.0も公開−」
http://www.tis.co.jp/news/2008/081203.html

オープンソースを自己責任で使うのは不安だという場合にお助けできれば、と思っております。

こちらも、ぜひともよろしくお願いします。

近況報告

XP祭りの朝から更新がとまってました・・・

最近の仕事は、すっかりSKIPが中心になっているのですが、SKIPを社内で専門に扱う組織を作ったり、SKIPを扱うビジネスを始める準備をしたりと、忙しくしています。

今は、ひとまず始める準備ができた所です。

今後は以下のブログで、SKIPに関することなどは書いていこうと思います。

社内コミュニケーションや、暗黙知を中心としたナレッジマネジメントに関心のある方、ぜひSKIPをチェックしてみてください。

ライトニングトークスの機会

ライトニングトークスとは、1人5分の時間制限のあるショートプレゼンのことで、順番に発表していきます。

だいたい11人で1時間くらいの時間になります。

最近は、多くのイベントで開催されているので、知っている方も多いと思います。

発表開始から5分経ったら、強制的に退場となります。XPユーザ会なんかだと、銅鑼を鳴らされてしまいます。

なので、短い時間でどれだけ伝えたいことを盛り込むか、というところがポイントになります。

上手な人になると、自己紹介から始まって、起承転結とストーリー仕立てできっちり入れ込んできます。

初心者のうちは、伝えたいポイントをしっかり絞り込んだ方がうまくいきます。

一方で、5分で終わらなくて、勢いのあるまま退場、ということがあるのもライトニングトークスの醍醐味でもあります。

大体、ライトニングトークスをやっているようなイベントでは、懇親会がありますので、実は5分で終わらなかった方がその場の話のキッカケとしては役に立ったりします。

もちろん、5分以内に終わったトーカーにも、多くの方が声をかけてくれることでしょう。

これは、ライトニングトークスに参加する最大のメリットでもあるかもしれません。

ほかに、短い時間でのプレゼンなので、あまり人前で話したことのない人にとっては、良い経験・練習になります。

こうした短い時間でのプレゼンができるようになると、いわゆる「エレベータートーク」と呼ばれるような、投資家や上司にほんの短い時間での説明の機会などにも応用が利く、かもしれません。

とにかく、5分なので、準備だってそれほど時間がかかるものではないので、なにより気軽です。

まだ、ライトニングトークスを経験したことのない方は、ぜひ一度、登壇してみてください。

やみつきになるかもしれません。


さて、今年のXP祭りは、「LT五輪」と題して、ライトニングトークスを大きなテーマにしています。

初心者からプロの方まで多くの方が参加します。

ぜひ、トーカーとしてもご参加ください。

http://jucalion.s66.xrea.com/xoops/modules/eguide/event.php?eid=6

ちなみに、去年のライトニングトークスは、以下のような感じでした。

皆様のご参加、お待ちしております。
(トーカーでなく、通常の参加者もまだ参加可能です。ご参加ください。)