2008年のふりかえり

今日で2008年も終わりですね。
今年は、自分にとって色々と大きく動いた変化の年でした。

2008年の動きのきっかけは、2007年末でした。
2007年の最後に、社内でSKIP(当時はまだ名前がなかった)のオープンソース化の承認がおりたのがターニングポイントでした。

1月〜3月

当時の社長によるSKIPのオープンソース化のGOサインが出たとはいえ、元々もっていた2007年度の仕事もあったので、並行して準備を進めていた時期です。オープンソースにするといっても、何をすれば良いのかすらわからない状態から始めたので、色々な方に相談させてもらいました。同時に社内での動きの重さに葛藤を覚えていたのもこの頃でした。

4月〜6月

4月に私の所属するTISとインテックという会社の経営統合が発表され、社長が交代しました。社内では、ようやく情報システム部ができたこともあり、SKIPに注力するように意識が変わってきました。SKIPのオープンソースとしての公開は、6月のRubyKaigiに間に合いました。また、並行して新社長との話を済ませ、今度はSKIPを使った新規事業に着手することにしました。色々と吹っ切れて、スピード感が徐々に出始めてきたのもこの頃です。

7月〜9月

SKIPはオープンソースとして公開できたので、次に、SKIPを使ったビジネスを始めるための準備期間がこの時期です。TISはSIerなので、オープンソースを担いだビジネスは初めてのため、ビジネスモデルの検討から開始です。ここでも色々な方に相談させてもらいながら、事業計画を練っていきました。SonicGardenという名前で、選抜したスタッフと活動を開始したのもこの頃です。9月の社内の社長との会議で、新規事業の承認までこぎつけました。

10月〜12月

事業計画に沿って新規事業の組織としてSonicGardenは社内認知され、予算編成や部門異動などの社内的な動きがありました。SKIPとしては、継続して開発は続けられ、品質チェックを行い、バージョン1.0の公開ができたのが11月です。SonicGardenとしては、営業専門の会社の協力を得て、営業戦略の策定を行い、テレアポしての営業訪問を開始したのもこの時期です。12月には、TISとして事業開始のプレスリリースを行い、正式に事業を開始しました。

所感

SKIPのオープンソースや、SonicGardenの設立、SKIPサービスの起業など、2007年までは頭で考えているだけで、今一歩踏み出せなくて、もやもやしていたのが、少し動き出したことで加速的に実現してきた、というのが2008年でした。

私の2008年を漢字で表すとしたら、「動」なんだと思います。
今まで考えるだけだったことから、動くことができた年であったし、まわりを動かすことができたし、SKIPとSonicGardenの起動した年として記憶に残ると思います。

まずは一歩踏み出した1年だったので、次は、さらに加速して走っていける年にしたい。